こんにちは!
ハタ楽ブログ管理人のモーリーです。
競馬界の花形と言えば、馬に跨り颯爽と競馬場を駆け抜けるジョッキー(騎手)ですよね。競馬の世界で働くことを志しているなら騎手になることに憧れを抱く人も多いでしょう。
そんな夢を持つあなたへの応援の気持ちを込め、今回はJRA騎手の給料などの基本データ、仕事内容などについて紹介する記事を書いていきたいと思います。



JRA騎手って具体的にどんな仕事なの?
って思っているそこのあなたは必読です。
JRA騎手の基本データ


必要な資格
- 中央競馬の騎手免許
中央競馬騎手免許は競馬法に基づき農林水産大臣の認可を得た国家資格です。
試験に挑戦するまでに通うJRA競馬学校への入学がかなり困難で競馬学校に合格するために専門学校に通う人もいるぐらいです。
一方では競馬学校を卒業しなければ免許試験を受けることができないという訳でなく、条件さえ満たせば誰でも受験可能です。
ただ、それで受かった人は過去に数人だけです。
自動車免許でいう「飛び込み試験」の更にハードルの高いものと思ってもらったら良いかと思います。
できれば、まずは競馬学校を目指すことをオススメします。
↓JRA騎手免許取得の詳細はこちら


JRA騎手の気になる給料
- 平均年収 1000万円
- 一般的なJRA騎手の月収 400万円
JRA騎手の平均年収は1000万円です。
あまり稼げていない騎手の場合は年収500万円ほどの場合もありますが、一般的には年収5000万円、月収に換算すると400万円もあり、かなり高額な収入が見込める職業です。
JRA騎手の収入内訳はレースで勝利した賞金の5%(障害競走は7%)の進上金をもらうことができ、それにプラスして1回につき4〜8万円の出走手当とレース前の調教をした場合には1頭につき調教手当数千円が加算されます。
例えば、
【1着賞金2億円のG1レースに勝利したとします】
騎手が受け取れる進上金は5%ですので
2億円×0.05=進上金1000万円
進上金1000万円+(出走手当4〜8万円+調教手当数千円)
=騎手の収入
となります。
また、厩舎に所属する騎手の場合は厩舎からの給料も貰えますので、デビューしたばかりの騎手でも年収500万円は稼ぐことができます。
とにかく、普通のサラリーマンから見れば、かなり高収入な職業ということになります。
JRA騎手に向いている人物像
- 小柄な体型の人
- 運動能力が高い人
- 闘争心の強い人
- 公正な心の人
大前提として競馬学校への受験資格には年齢による体重制限が決められていて、騎手になってからもレース当日には体重50㎏前後にしておかなければなりませんし、馬を少しでも早く走らせるには騎手は確実に小柄な方が有利です。
また、騎手は60〜70㎞で走る馬の背中に乗り、バランスを保ちながら手綱をさばき馬を操らなければなりませんので、バランス感覚などの運動能力は欠かせません。
闘争心に関しては、レースになれば最大で18頭の馬と順位を争うことになります。かなりの競争心や闘争心がなければレースには勝利することは厳しいです。逆にあまりにも強すぎる闘争心は進路妨害などのトラブルに発展する可能性もありますので、気持ちを熱く保ちながらも冷静にレースを進めることができる判断力も大切です。
そして勝つか負けるかで人生に影響を及ぼす世界ですので、時には甘い誘惑に心が揺らいでしまう事もあるかもしれません。どんな時でも自分に厳しく公正で誠実な心は必須です。
JRA騎手ってどんな仕事?


JRA騎手の仕事内容
騎手はスポーツ職の中でも選手生命が比較的長い職業で、40代で全盛期を迎える選手も少なくはありません。岡部幸雄元騎手は53歳でG1レースの天皇賞を勝利して、56歳まで現役として活躍した選手もいるぐらいです。
騎手の主な仕事内容は、御察しの通り競走馬に騎乗してレースで勝利を納めることですが、ただレースの時だけ騎乗すれば良いという訳ではありません。
日常から所属する厩舎の馬の調教を行ったり、依頼があれば他厩舎の馬の調教も行います。
その他にもメディアからの取材に対応したり、調教師や厩舎スタッフと週末のレースに向けた打ち合わせも行います。
また、騎手免許を取得したからといってレースにどんどん出場できる訳でなく、
調教師さんとの信頼関係を築いたり、幅広い馬のタイプと相性が合うように馬との信頼関係を築き、騎手としての能力を自ら売り込む事も仕事の一つです。
騎手の1日
騎手の1日の流れをタイムスケジュール表にしました。
全ての騎手がこのスケジュールとは限りませんが、参考にしてもらえたらと思います。
業 務 内 容 | |
4:50 | 騎手の朝は早く、まず厩舎へ向かいます。 |
5:00 | 厩舎スタッフと共に調教に向けて準備を したり、その日の調教内容などについて 打ち合わせも行います。 |
6:00 | その日、調教する馬に騎乗して厩舎の 周りをゆっくりと周回しウォーミング アップを行います。 |
6:30 | 厩舎を出発 |
7:00 | 馬場の開場を待ち、調教師から調教コースや 内容について指示があるので、指示に従い 調教を始めます。 |
↓ | |
午前中は馬の調教に時間を使います。 数頭の馬を調教する場合もあります。 その合間に朝食をとります。 | |
↓ | |
10:00 | 調教スタンドという所で週末の騎乗予定馬に ついて、調教師や厩舎スタッフと打ち合わせを 行います。 |
11:00 | 休憩・昼食 2時間から3時間ほど休憩と昼食の時間 があり朝が早いためこの時間に休息する 場合が多いです。 |
14:00 | 午後からは日によって様々ですが、基本的に 馬体確認、清掃、飼い葉(馬の食事)の準備 をします。 |
他には、他の厩舎を積極的に回り、騎乗機会を 増やすための営業活動も重要な仕事です。 | |
16:30 | 自宅または寮に帰宅 |
騎手としての働き方
騎手の中には「厩舎に所属する場合」と「厩舎から独立しフリーの騎手として活躍する場合」があり、その両方にメリットがあります。
デビューしたての騎手の場合は厩舎に所属した方が確実に騎乗するチャンスが増えるので有利ですし、厩舎からの給料もあるので収入面も安定します。
ある程度、実力が認められてくるとフリーに転身する人もいます。フリーになれば人脈やしがらみに左右される事なく強い馬に乗ることができるメリットがあります。
なんだかアナウンサーの世界にちょっと似ていますね。
まとめ
騎手になるための一番のポイントは、やはりJRA競馬学校の受験に合格することですね。
ここさえ抑えれば騎手になる夢にグッと近づきます。
まずは、受験に合格するための準備をしっかりと整えて行くことが非常に大切ですので、受験に役立つ情報なども後日投稿しますね。お楽しみに。
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