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ケアマネジャーになるための受験資格・試験内容・勉強手段など紹介

こんにちは!

ハタ楽ブログ管理人のモーリーです。

この記事を読んだら分かること↓

  • ケアマネジャーの資格取得の方法
  • 介護支援実務研修受講試験の受験資格について
  • ケアマネジャーになるためのオススメの勉強方法

↓ケアマネジャーの給料、仕事内容などのついて知りたい方はこちら

目次

ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格取得までの流れ

【ケアマネジャーになるまでの図】

ケアマネジャー(介護支援専門員)になるためには定められた受験資格をクリアした後、介護支援専門員実務研修受講試験に挑み、その試験に合格すると実務研修を受講することができます。15日間、計87時間の研修を経て最後に研修評価というテストに合格すると研修修了証を発行してもらえます。その後、各都道府県に登録が完了すれば介護支援専門員証(ケアマネジャーの資格)取得となります。

ここまでクリアする事で、晴れてケアマネジャーとして働くことが許されるわけです。

現在は介護支援実務研修受講試験の合格率も低く、受験資格も2018年より基準が変わったことでケアマネジャーになるためのハードルも上がっています。

これだけ読むとものすごく大変そうですね。

しかし、介護業界でのキャリアアップを図るためにスキルと経験値の向上に力を注いでいる人もたくさんいるはずです。そんな向上心のあるアクティブな人たちのために、今回はケアマネジャーとして働くための受験資格、試験内容、勉強手段について詳しく紹介させて頂きます。

介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格

  1. 保健・医療・福祉に関する法定資格に基づく業務及び一定の相談援助業務に従事した期間が、通算して5年以上かつ業務に従事した日数900日以上である者 
  2. (⒈)の業務に現在従事している者。                     
  • (⒈)の業務に現在従事していない場合でも受験はできるが、その場合、現住所地の都道府県で実施される試験を申し込む。

上記の項目は介護支援専門員実務研修受講試験を受けるための定められた受験資格ですが、これだけですと少しわかりにくいので受験資格についてもう少し詳しく紹介していきます。

※都道府県によって受験資格も多少異なる場合もありますので詳しくは各都道府県にお問い合わせください。

受験資格に必要な実務経験

受験資格は下表の「受験資格区分」及び「必要な実務経験」この2つを満たす必要がありますので自分が該当しているのか一度確認してみて下さい。

該当している場合、受験するのに「実務経験証明書」が必要ですので過去現在今まで従事していた職場に問い合わせて発行してもらう必要があります。

  受験資格区分(資格・業務内容等) 必要な実務経験
A 下記【⒈】の業務リストに記載されている国家資格等に基づく業務に従事する者

A 及びB の期間が通算して5年以上であり、かつ、当該業務に従事した日数が900日以上であること

【注意】

  1. A に該当する者の当該業務従事期間は、当該資格の登録日以降の期間であること
  2. A の資格を有していても、要援護者に対する直接的な対人援助ではない業務(教育業務、研究業務、営業、事務等)を行っている期間は、実務経験には含まれない
  3. 受験資格に該当する業務であることを確認するために添付書類が必要な場合がある
  4. 同一期間に重複して複数業務に従事した場合は通算できない(また、1 日に2 ヶ所で業務に従事した場合、従事日数は1 日とする)
B 下記【⒉】に記載されている相談援助業務に従事する者

【⒈】保健・医療・福祉に関する法定資格に基づく業務

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、医学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士:管理栄養士含む、精神保健福祉士

【⒉】受験資格対象となる相談援助業務

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(1)介護保険法(平成9年法律第 123 号)第8条第 11 項に規定する特定施設入居者生活介護に あっては、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成 11 年厚生労 働省令第 37 号)第 175 条第1項第1号に規定する生活相談員
(2)介護保険法第8条第 21 項に規定する地域密着型特定施設入居者生活介護にあっては、指定 地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成 18 年厚生労働省令第 34 号)第 110 条第1項第1号に規定する生活相談員
(3)介護保険法第8条第 22 項に規定する地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護にあっ ては、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成 18 年厚生労 働省令第 34 号)第 131 条第1項第2号に規定する生活相談員
(4)介護保険法第8条第27項に規定する介護老人福祉施設にあっては、指定介護老人福祉施設 の人員、設備及び運営に関する基準(平成 11 年厚生労働省令第 39 号)第2条第1項第2号 に規定する生活相談員
(5)介護保険法第8条第28項に規定する介護老人保健施設にあっては、指定介護老人保健施設 の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準(平成 11 年厚生労働省令第 40 号)第2条第 1項第4号に規定する支援相談員
(6)介護保険法第8条の2第9項に規定する介護予防特定施設入居者生活介護にあっては、指 定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介 護予防のための効果的な支援の方法に関する基準(平成 18 年厚生労働省令第 35 号)第 231 条第1項第1号に規定する生活相談員
(7)障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成 17 年法律第 123 号) 第5条第 18 項に規定する計画相談支援にあっては、障害者の日常生活及び社会生活を総合的 に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準(平成 24 年厚生労働省令第 28 号)第3条に規定する相談支援専門員
(8)児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第6条の2の2第7項に規定する障害児相談支援に あっては、児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準(平 成 24 年厚生労働省令第 29 条)第3条に規定する相談支援専門員
(9)生活困窮者自立支援法(平成 25 年法律第 105 号)第2条第2項に規定する生活困窮者自立 相談支援事業にあっては、別に定める者(主任相談支援員)

参照 兵庫県福祉人材研修センター

介護支援専門員実務研修受講試験の受験地確認

受験地に関するルールも若干複雑で、受験地を間違って、申し込みをしてしまうと受け付けてもらえませんので、自分が受験するべき会場を事前に確認しましょう。

介護支援専門員になるための試験は各都道府県で実施されています。

下図を参考にそれぞれの受験地を特定してみて下さい。

 【受験地を特定するための要件】

  1. 申込日現在、受験資格該当業務に従事している場合、その勤務地の都道府県で実施される試験を申し込む。
  2. 申込日現在、受験資格該当業務に従事していない場合は現住所地の都道府県での試験の申し込みをする。

介護支援専門員実務研修受講試験について

介護支援専門員実務研修受講試験の合格率は厚生労働省の調べによると

平成10年度の第1回が44.1%

平成17年度の第8回が25.6%

平成23年度の第14回が15.3%

平成30年度の第21回では10.1%

参照 厚生労働相

と発表されていて、年度を重ねるごとに狭き門となっているのが現状です。

年間でたった1回だけの試験ですし、受験手数料もどの県も平均1万円前後は掛かりますのでしっかりと準備をして望む事が大切です。

受験要項

試験の要項は各都道府県よって異なりますので、詳しくは各都道府県のホームページにてご確認ください

そのためにも、まずは前述で記してあるように自分がどこの受験地なのか確認しておきましょう。

試験の形式

試験問題は、解答例5択の中から正しいものを2つか3つを選択して解答していく形式です。

以前までは保有資格に該当する分野の解答は免除されていたのですが、27年度から解答免除が廃止されたため、保有資格に関わらず全ての問題に対する解答が必須となっています。

試験対策として重要なことは、苦手分野を作らないことです。

試験問題は介護支援分野と保健医療福祉サービス分野の2分野から出題されます。実務上では経験のないことについて問われる項目も多くあります。

受験を決めたタイミングで、すぐに勉強を始めましょう。

ケアマネジャーの勉強方法【3つの選択肢】

上記でも説明したように、介護支援専門員実務研修受講試験の合格率はかなり低く狭き門となっています。しかし、これまでの実務経験を活かしてしっかりと正しい勉強をすれば、十分に合格を狙うことができます。

勉強方法は主に独学・通学教育・通信教育があります。

正しく学ぶためにも自分あった勉強方法を見つけることは非常に大切ですので、それぞれのメリット、デメリット、どんな人にどんな勉強法があっているのかを紹介します。

【独学】

独学は自分で参考書などを購入し、調べながら勉強する方法です。最近は独学で学び試験に挑む人も多いようです。

費用が参考書購入費ぐらいで済み、自分のペースで学ぶことができる所です最近はインターネット上でも試験の情報が溢れていますので、参考書で勉強しながら、分からない部分はネットで調べることもできます。

【独学が向いているタイプ】
  • 低コストで学びたい人
  • 一人でもモチベーションを保てる意志の強い人

【オススメの参考書】

モーリー

以下の2冊は適度なボリュームと、適度な難易度で独学する際はオススメです

【オススメの問題集】

モーリー

過去の問題を振り返るならこの二冊

【通学教育】

介護支援専門員実務研修受講試験の勉強に取り組む人の中には専門スクールに通学をする人もいますが、どんなメリット・デメリット・向き不向きがあるのか見ていきましょう。

通学講座のメリットは講師から直接学ぶことができる点。講師が試験問題を解くためのポイントをその都度教えてくれるので安心です。また同じ教室で共に学ぶ仲間もできるので向上心が高まり、励みになります。

【向いているタイプ】
  • 費用を掛けてでも確実に合格を狙いたい人
  • 時間の融通がきく人
  • 一人で続けるのが苦手な人

【オススメ専門スクール】

●通学コースのある教育機関「三幸福祉カレッジ」

【通信教育】

通信教育は自分のペースで勉強できる独学の良さと、しっかりとしたサポートを受けることができる通学の良さが交わった勉強方法です。

モーリー

私としては通信が一番オススメです。

通信教育のメリットは通学に比べて費用が掛からない点と独学のように自分のペースに合わせて勉強できる点です。また独学のために用意した参考書は理解が難しい場合があるのに対して通信教育で届く教材は一人でも理解しやすいように工夫されています。もしわからない事があってもすぐにサポートを受ける事ができるのも魅力です。

上記のメリット・デメリットをふまえるとこんな人に向いていることになります。

【向いているタイプ】
  • 自分のペースで勉強したい人
  • 独学ほどではないがコストを抑えたい人
  • しっかりとしたサポートを受けて勉強をしたい人

【オススメの通信教育】

●働きながら効率よく合格率を上げる工夫をしてくれています。

ユーキャンのケアマネジャー講座

おわりに

これからの時代、更なる活躍が期待されるケアマネジャー。

まずは自分の実務経験が受験資格に値するのか確認し、試験勉強をする際は費用、時間、性格など自分がおかれている状況をしっかりと見極めて、自分に合った方法で効率よくケアマネジャーについて学んで行きましょう。

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この記事を書いた人

はじめまして、こんにちは!
ハタ楽ブログ管理人のモーリーです。
普段は障害者、高齢者、社会に馴染めない人たちへの支援活動を行っており、その経験を通して学んだ知識を人の役に立てるようブログを活用して発信していきます。

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